富山県南砺市利賀村にあるオーベルジュ「レヴォ(L’evo)」。
ミシュラン2つ星、ゴ・エ・ミヨで4トック。食べログ評価は脅威の4.53で、食べログアワード ゴールドを獲得している全国的にも有名なお店です。
富山県の南西部、岐阜県白川郷の奥にある五箇山付近の山中にあり、敷地のまわりは自然以外なにもありません。
夜ともなると、あたりは真っ暗。山道をひたすら車を走らせてたどり着くことができます。
洗練されたインテリアの店内は、木のぬくもりも感じられ、この土地と調和しています。壁一面がガラス窓で、明るい時間なら大自然が眺められます。
ディナーで22,000円のコース
アペリティフ
かえでの樹液。樹液!?と思いましたが、メープルシロップの原料のようなものでしょうか。さらっとしていて、ほんのり甘いです。
プロローグ
甘鯛のコロッケ、ビーツのメレンゲと鳥レバー、白エビ、羊のチーズのシュー、山菜の天ぷら。どれも味わい深く、めちゃくちゃ美味しい!期待が高まる前菜です。
眠り姫
子熊の生肉のタルタル。冬眠中の子熊だとか。。クセのないさっぱりとした味で、酸味のあるソースとよく合います。
パン
米粉のパン。中がモッチモチで美味しい!
鰯
イワシのマリネでウドを巻いてあります。庶民の魚である鰯が、こんなにも繊細な仕上がりに。
水蛸
うすーく切った水蛸で、タケノコを巻いてあります。ムニムニの水蛸の甘みと、シソのオイルが最高です。
月ノ輪熊
ツキノワグマのお肉と山菜。旨味たっぷりのジュレは、熊肉のブイヨンとはちみつで作られています。熊とはちみつはやっぱり相性がいいんですね。
パン
じゃがいもパン。じゃがいもの甘みが活きています。
蛍烏賊
ホタルイカをかるく窯焼きしてあります。生っぽさもありながら、ほどよく香ばしく、濃厚な旨みが口の中に広がります。
大門素麺
大門素麺とは、砺波地方の名産品である手延べ素麺。通常は乾麺ですが、レヴォ用に半生麺で仕上げてあるそう。ヤギのチーズのスープが濃厚で絶品です!
L’evo鶏
レコードプレイヤーのような見た目のワイルドな一皿は、こちらのスペシャリテ。L’evo鶏という名のとおり、専用に育てている鶏だそうです。パリッとした皮の中には熊肉やライスも入っていて、すごくジューシー!
甘鯛
鱗ぱりぱりの甘鯛のポワレと大根。柑橘のやさしい酸味あるスープがマッチしています。
パン
天然酵母のパンは、中身がずっしり詰まっています。
日本鹿
契約猟師さんによる鹿肉を、お店で長期熟成。脂身がないのにジューシーで、旨みたっぷりです。花山椒がよく合います。鹿特有の臭みはいっさいありません。
よつぼし苺
苺の希少品種「よつぼし」と塩トマトのジュレ。さっぱりしているのに、なんともいえないコクがあって美味しいです。
黒文字
近くに自生しているクロモジの葉のアイス。甘さ控えめで、クロモジの香りに癒やされます。
お茶菓子
最後のお茶菓子までぬかりなく美味しいです。
富山の自然 ✕ シェフの創造性
富山県産の山と海の幸をふんだんに使用したイノベーティブな料理の数々でした。
地産地消にこだわり、季節ごとの食材の味を最大限に活かすために、シェフが細部にまでこだわった手間をかけた料理は、どれも感動の美味しさです。
見た目にも鮮やかで、それぞれの食材の特性を活かした斬新なアイデアが光ります。
また、器やカトラリーだけでなく家具も特注品で、地元富山の作家の手によるものだそう。料理と同じくらいにアートとして楽しむことができます。
スタッフさんたちのおもてなしも素晴らしく、特別な体験ができました。
宿泊のコテージは3棟あり、サウナもあるようです。今回は食事のみでしたが、次は宿泊も体験してみたいです。
たどり着くまでのハードルは高いですが、ぜひ一度訪れてみてください。
Shop Info
オススメ度 | ★★★★★(満点) |
---|---|
店名 | レヴォ(L'evo) |
住所 | 富山県南砺市利賀村大勘場田島100 【Map】 |
営業時間 | ランチ 12:00/12:30 ディナー 18:00/19:00 |
定休日 | 水曜日 |
支払額 | 約26,000円(ソフトドリンク込で)/一人あたり |
食べログ | https://tabelog.com/toyama/A1605/A160502/16009727/ |
URL | http://levo.toyama.jp/ |
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