名古屋市中区栄にある「レミニセンス」。
白川公園の東で、高級食パン「乃が美」の隣の階段を上がった2階にあります。
オープンして7年目ですが、食べログアワード6年連続シルバー。
ミシュラン2つ星、ゴエミヨ3トックの、名古屋を代表するフレンチの名店です。
壁や家具が白と白木で統一され、装飾品がほとんどない、極めてシンプルで上品な内装。
色とりどりの料理が映えます。
ランチで22,000円コース
第一章 〜余韻〜
雲丹
アミューズは、海苔のチップスと雲丹と百合根など。一品目から重層的な美味しさで、期待が膨らみます。
白子
タラの白子のソテー。ソースは、冬瓜、ネギ、柚子ジャムで。ハーブやアーモンドがのっています。
あられパン
あられの食感がおもしろいパン。バターが絶品。パンは全て、高山の「トラン・ブルー」のもの。
牡蠣
牡蠣とナスの春巻きのようなものと、アオサにつけて揚げた牡蠣の貝柱のフリット。ソースは、マッシュルーム、フロマージュ、金柑のジャム。食べる位置によって味が異なります。
フカヒレ
長時間煮込んだフカヒレを揚げて、神戸牛の生ハムで巻いてあります。毛蟹と合わせたスープも旨みたっぷり。
天の岩戸
天照大神の伝説がある湧水を使ったスープ。シェフ自ら、伊勢へ汲みに行かれるそう。黄金色に透き通ったスープは、旨みの極み!衝撃が走りました。
第二章 〜記憶〜
鰻
鰻の白焼きとセロリの千切り。ソースは、セロリの燻製、赤ワイン、バルサミコ。鰻は外パリッと、中がふわふわ。そこらの鰻屋よりも美味しく、感動しました。
揚げパン
オリーブオイルで揚げたパン。オリーブの香りがたっぷり。
お口直し
みかんのシャーベットでさっぱり。
魚
甘鯛のポワレ。鱗がパリパリに焼かれているのに、身は驚くほどしっとり柔らか。さすがの火入れ!黄色パプリカと魚の出汁のソースが旨みたっぷりで絶品です。
肉
鴨肉のソテー。こちらも火入れが抜群で、皮はパリパリ、中は牛フィレ肉のような柔らか食感。ソースは、肉の出汁と黒トリュフ、八丁味噌、西洋わさび、卵黄と七味。
杏のパン
半生の杏が入ったパン。果肉の甘さが、お肉との相性が最高です。
第三章 〜安堵〜
天使音メロン
浜松のブランドメロン。シャーベット、アイス、果肉、ゼリーなど、甘くておいしー。
苺
かわいい!メレンゲでできた球体の中は、苺のムース。イチゴ味ではなく、苺そのものの甘さ。温かい苺ソースは、かけたり、そのまま飲んだり。最後まですごい〜。
終章 〜追憶〜
茶菓子
ガトーショコラ、プリン、キャラメル、雪見だいふく。シェフが幼い頃に好きだったお菓子を再現してあるそう。全て文句なしの美味しさ。
食後のドリンク
中川区にある「ジムランコーヒー」が焙煎したコーヒー。他に、和紅茶も選べます。
名古屋で最高峰のフレンチ
悔しい(?)けれど、とにかく全てが美味しくて、心が動かされました。
食べログの評価が驚異の4.45ということにも納得です。
一皿で何通りもの味が楽しめる立体的な旨みは、贅沢の極み。
どれだけの種類の食材を使い、どれだけの工程を経て完成するのでしょうか。
ランチもディナーも、22,000円のコース一択。
何度か値上がりしているようですが、これだけ手の込んだ内容なので、その価値はあります。
”余韻と記憶”というコンセプト通り、忘れられない体験となりました。
Shop Info
オススメ度 | ★★★★★(満点) |
---|---|
店名 | レミニセンス(Reminiscence) |
住所 | 愛知県名古屋市中区栄2-15-16 コンフォート栄 2F 【Map】 |
営業時間 | 【 ランチ 】 12:30(L.O) ※2023年4月より12:00(L.O) 【 ディナー 】 17:30~18:00(L.O) (土曜日のみ21;00L.O) |
定休日 | |
支払額 | 約23,000円(ソフトドリンク込で)/一人あたり |
食べログ | https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23057000/ |
URL | http://www.reminiscence0723.com |
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