【岐阜市】よし奈 – 丁寧な技と創造性が光る予約困難店

岐阜市領下にある創作和食の「よし奈」。

住宅街のマンションの1階にあります。

喫茶店だった店舗の居抜きなのでカジュアルな雰囲気ですが、洗練された料理が味わえる人気店です。

オープン当初の訪問時、その美味しさに衝撃を受け、その後予約困難店となってからは足を運べずにいました。

今回、久しぶりの訪問。その魅力を再確認することができました。

ディナーで9,000円コース

ピーナッツの茶碗蒸し

国産のピーナッツの茶碗蒸し。大粒のピーナッツ、マルカルポーネ、ピオーネ、ジュンサイなど、いろんな味わいが見事にまとまっています。

うなぎのしんじょ

透き通っていて雑味のないお出汁に、ふわふわのしんじょ。小さな四角い具は、ナスのペーストを揚げたもの。3日間かけて作られているそうです。

お造り

甘エビ、サワラ、海苔とウニ、本マグロ。それぞれ異なる繊細な味付けがしてあります。

鮎

7時間かけてじっくり蒸した鮎を揚げてあります。骨は存在がわからないほど柔らかく、顔まで香ばしくて美味しい！ソースはなんとスイカ。相性ばっちりです。

アワビや揚げ物

蒸し鮑の揚げ物、マロンかぼちゃソース、りんごチップ、黄色いスイカ、とうもろこしの松風、アワビの肝、とうもろこしと桜えびのかき揚げ。丁寧に作られたものばかりで、本当に美味しいです。

和牛のロースト

発酵液に漬け込んだ牛肉は、とてもジューシーで柔らか〜。醤油ベースのソースは、そのままスープとして飲みたいくらいの旨みがあって、生胡椒がいいアクセントにもなっています。

ごはん・味噌汁

シャキシャキのミョウガを和えた炊き込みご飯。美味しすぎて、お腹いっぱいでもパクパク進みます。

デザート

桃のグラスデザート。シャンパンゼリーやクリームの層を、スプーンを縦に入れていただきます。ほどよい甘酸っぱさが、シメにぴったりです。

丁寧な技と創造性が光る、至福の一皿

シェフの料理技術はもちろんのこと、その研究熱心さと情熱が随所に感じられる料理でした。

メイン料理はもちろん、付け合わせにも細やかな気配りと手間暇がかけられ、感動せずにはいられません。

和食の基礎にフレンチのエッセンスを巧みに取り入れた料理は、まさに芸術品です。

また、奥様の丁寧で気さくな接客も、お店の魅力のひとつ。

時々厨房から聞こえる赤ちゃんの泣き声に、家族経営の温かみを感じ、心がほっこりとします。

次回、2ヶ月後の予約が運良くとれましたが、ランチは年内の予約は埋まっているそう。

和とフレンチの絶妙な融合を楽しめる名店です。予約が取れたら、ぜひ足を運んでみてください。

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Shop Info

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